ペーパーバック

2冊のペーパーバックの本 は行

ペーパーバックとは、ハードカバーの本に対して紙の表紙の本のことをいいます。ソフトカバーともいいます。

ハードカバーとの違い

ペーパーバックとハードカバーの違いは、表紙の作り方です。

ペーパーバック

ペーパーバック(ソフトカバー)は、柔らかい紙が表紙の本で、表紙用紙で本文用紙をくるみ、一緒に断裁します。したがって、表紙と本文用紙とは同じサイズになります。

手で軽く曲げることができます。薄く軽い仕上がりになるため、持ち歩きに適しています。

マンガ、文庫本、実用書、ビジネス書など多くのジャンルで採用されています。

ハードカバー

ハードカバーは表紙用紙は厚みのあるボール紙に貼り付け、本文は糊や糸で綴じ、最後に本文と表紙を接着します。表紙のサイズは本文用紙よりもひとまわり大きくなります。

厚みのある丈夫なカバータイプで、表紙は厚く高級感があり、長期保管にも適しています。手で曲げることはできません。

新刊の文芸書、絵本・写真集などが代表的なジャンルになります。

Amazonのペーパーバック

Amazonのサービスとは、Amazonが提供するオンデマンド印刷(POD)のサービスです。
電子書籍 と同じく KDP (Kindle Direct Publishing)を通じて個人が出版できる紙の書籍のことです。
2021年10月: Amazonが日本でKDPペーパーバックのサービスを開始しました。

市販の一般書籍との違い

市販の一般書籍とAmazoのペーパーバックとではプロセスが異なります。
図解で説明しますね。

ペーパーバックは、プロセス上の「印刷製本」の位置が市販の一般書籍とは異なります。

ダウンロードコンテンツである電子書籍には、そもそも「印刷製本」や「発送」というプロセスが存在しません。

電子書籍の場合

電子書籍のプロセス

市販の一般書籍の場合

一般書籍のプロセス

Amazoのペーパーバックの場合

Amazoのペーパーバックの場合のプロセス

ペーパーバックを出版するメリット

AmazonのKDPでペーパーバックを出版するメリットは3つあります。

読者層の幅が広がる

電子書籍も普及していますが、依然として紙の本が好きという人もいます。
ペーパーバック機能を使えば、電子書籍ユーザーだけでなく、紙の本を読むユーザーにも届けられるようになります。

紙の書籍で読みたい人や電子書籍では不便な人に訴求できることや、実物を手に入れられる充実感があることなどがメリットのひとつとして挙げられます。

在庫を抱える必要がない

Amazonでペーパーバックを出版した場合は、オンデマンド 販売になります。
つまり、注文が入ってから製本され、読者に届く仕組みです。
そのため紙の本でありながら、著者側に在庫のリスクがないのです。

電子書籍では出しにくかったジャンルの書籍も出版できる

画集、パズル本、絵本、手帳やワークブックのような書き込み式の本なども、紙で出版できるようになります。

ペーパーバックを出版する方法

Amazonでペーパーバックを出版するには、原稿と表紙をPDF形式で用意し、KDPに登録する必要があります。

原稿は電子書籍と同じものを使うことができますが、ページサイズ や 裁ち落とし、フォントなどに注意する必要があります。

ペーパーバックを出版する前に、自分の確認用に校正刷りを注文することができます。校正刷りは印刷コストと送料のみで注文できるが、再販禁止の文字が表紙に印字されます。

➀ KDPアカウントの作成
まずは、AmazonのKDP (Kindle Direct Publishing) にアクセスして、アカウントを作成します。
➁ 書籍情報の入力
「本棚」から「新しい書籍を作成」を選択し、書籍情報(タイトル、著者名、説明文など)を入力します。
➂ ISBNの取得
ISBN(International Standard Book Number)は、書籍を識別するための番号です。KDPでは無料でISBNを取得することができます。
➃ 本文と本文と表紙のアップロード
本文と表紙のファイルをアップロードします。本文はPDF形式、表紙はPDFまたはJPEG形式でアップロードできます。
➄ 価格設定と出版
価格を設定し「出版」ボタンをクリックすると、審査が行われます。審査に合格すると、書籍がAmazonで販売されるようになります。

ペーパーバックの価格設定

Amazonのペーパーバックの印刷コストは、ページ数とインクの種類(黒インクまたはカラーインク)によって異なります。判型、裁ち落とし設定、表紙仕上げは、印刷コストに影響しません。

印刷コストは、固定コスト + (ページ数 * 1ページあたりの単価) = 印刷コスト という式で計算されます。
KDPの印刷コストおよびロイヤリティ計算ツールを使用することで、ペーパーバック本の印刷コストおよび推定ロイヤリティを確認できます。

価格設定については、著者が自由に決めることができますが、最低希望小売価格と最高希望小売価格が設定されています。
最低希望小売価格は、印刷コストと ロイヤリティレートに基づいて計算されます。印刷コストを下回る価格は設定できません。

電子書籍と同じく、初期費用やランニングコストはかからず、印刷コストは ロイヤリティ から差し引かれます。

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