電子書籍 の出版用ファイルの形式には、主にリフロー型と 固定レイアウト型 の2種類があります。
リフロー型と固定レイアウト型の違い
リフロー型
リフロー型は、サイズが決まっていない画面に表示することを想定した形式です。
HTMLやプレーンテキストはリフロー型の例です。
固定レイアウト型
固定レイアウト型は、主に印刷を目的とした形式です。
固定レイアウトファイルのコンテンツは、印刷した紙面と同じように表示されます。
画像、テキスト、段落、段は、ページ内の固定した座標に配置されます。ページサイズは固定となります。
メリットとデメリット
リフロー型のメリット
リフロー型にするメリットは、コンテンツのレイアウトが画面のサイズに合わせて最適に調整されることです。
リフロー型は、サイズが決まっていない画面に表示することを想定した形式です。
HTMLやプレーンテキストはリフロー型の例です。
リフロー型では、テキストの行の幅が画面の幅に合わせて調整されます。
そのため、余計な操作は必要なく、画面内で快適にテキストを読むことができます。
また、リフロー型では、読者が自分の読みやすいフォントファミリ、フォントのサイズ、マージンのサイズ、行の間隔などを自分で設定できます。
どの設定にすると読みやすいかは、読者の好みや端末によって大きく異なります。
したがって、読者が自分で調整できるようにするのが合理的です。
最大のメリットは連続スクロール
連続スクロール とはページ送りをしないで、スクロールすることで横書きのKindle電子書籍を読むことができる機能のことです。
ページの区切りがなくなりスムーズに読むことができるようになります。
原稿ではページにまたがるような画像なども空白をはさまずに読むことができます。
Android向けKindleアプリやiPhoneやiPad向けKindleアプリで、連続スクロール機能が使えます。
ただし、縦書きの電子書籍には対応していません。
また、連続スクロールが可能なKindle電子書籍リーダーはありません(2023年4月現在)。
リフロー型のデメリット
リフロー型にするデメリットは、ページのレイアウトが画面のサイズによって変化することです。
リフロー型は、サイズが決まっていない画面に表示することを想定した形式です。
リフロー型では、テキストの行の幅が画面の幅に合わせて調整されます。
そのため、画面のサイズが異なる場合、ページのレイアウトが変化します。
これは、デザインが重視される書籍や雑誌などではデメリットとなる場合があります。
レイアウトが崩れることで、美しいページを作成することができない場合があります。
リフロー型を選択したら良い本
リフロー型は、テキストが多い書籍に適しています。例えば、小説、ビジネス書、自己啓発書、エッセイなどがリフロー型に適しています。これらの書籍では、余計な操作は必要なく、画面内で快適にテキストを読むことができます。
また、リフロー型では、読者が自分の読みやすいフォントファミリ、フォントのサイズ、マージンのサイズ、行の間隔などを自分で設定できます。どの設定にすると読みやすいかは、読者の好みや端末によって大きく異なります。したがって、読者が自分で調整できるようにするのが合理的です。
異なるサイズの画面に表示された場合
リフロー型が異なるサイズの画面に表示された場合、コンテンツのレイアウトが画面のサイズに合わせて最適に調整されます。
リフロー型は、サイズが決まっていない画面に表示することを想定した形式です。
リフロー型では、テキストの行の幅が画面の幅に合わせて調整されます。
そのため、余計な操作は必要なく、画面内で快適にテキストを読むことができます。
KDPでペーパーバック出版する方法
AmazonではKDPというサービスを通じて、電子書籍 と ペーパーバック の両方を出版することができますが、それぞれ別々のファイル形式が必要です。
電子書籍にはリフロー型のファイル形式が使用されますが、ペーパーバックにはPDF形式が使用されます。
したがって、リフロー型の電子書籍の原稿ファイルをPDF形式に変更する必要があります。
その際には、ページサイズや余白サイズ、ページ番号、ペーパーバク用の表紙の作成などが必要になります。
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