電子書籍

電子書籍 た行

電子書籍とは、電子的なデバイスで読むことができる書籍のことです。電子ブック、e-bookともいいます。
パソコンやスマートフォン、タブレットなどの端末で読むことができますが、専用の 電子書籍リーダー というデバイスもあります。
電子書籍リーダーは、紙の本に近い読書体験を提供するために、目に優しい画面や長時間のバッテリー持ちなどの特徴を持っています。

電子書籍の ファイル形式 には、EPUB 、PDF、DOC、DOCX、MOBIなどがあります。

読者のメリット・デメリット

電子書籍のメリット

電子書籍のメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。

・紙の本よりも安いことが多い。
・本棚のスペースや重さを気にせずに、多くの本を持ち運ぶことができる。
・本屋や図書館に行かなくても、インターネットで簡単に購入や借りることができる。
・検索や辞書機能などを使って、本の内容を理解しやすくすることができる。
・フォントサイズや明るさなどを自分好みに調整することができる。
・電子書籍リーダーを使えば、ブルーライトの発生が少なく、目が疲れにくい。
・音声読み上げ機能や聴く本サービスなどを利用して、目ではなく耳で本を楽しむことができる。

電子書籍のデメリット

電子書籍のデメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。

・紙の本に比べて、手触りや匂いなどの感覚的な魅力が少ない。
・電子的なトラブルや故障によって、本が読めなくなる可能性がある。
・デバイスのサイズにより、紙の本よりも読みにくい場合がある。
・著作権や利用規約によって、本を貸したり売ったりすることが制限される場合がある。
・電子書籍リーダーや端末によって、対応しているフォーマットやサービスが異なる場合がある。

個人作家のメリット・デメリット

個人作家のメリット

コストが安い
電子書籍は、紙の本に比べて印刷や流通のコストがかからないため、自費出版 の負担を減らすことができます。また、無料で出版できるサービスもあります。

誰でも出版できる
電子書籍は、出版社や編集者の審査を受ける必要がなく、自分の作品を自由に発表することができます。また、自分のブログやレポートなどをまとめて出版することもできます。

在庫リスクがない
電子書籍は、データとして保存されるため、在庫を持つ必要がありません。また、絶版や在庫切れの心配もありません。

マーケティング的に有効
電子書籍は、インターネットを通じて国内外に発信することができます。また、作家という肩書きやアマゾンなどの実績を得ることができます。さらに、電子書籍には外部リンクやリスト取得などの機能を使って、自分のサイトや商品を紹介することもできます。

ロイヤリティー(印税率)が高い
電子書籍は、紙の本に比べて印税率が高い場合があります。例えば、アマゾンのKindleでは、印税率は35%または70%に設定できます。

個人作家のデメリット

書店に置けない
電子書籍は、インターネットでしか販売されないため、書店に並ぶことはありません。そのため、書店に行く読者や本屋さんからの推薦などの機会を逃すことになります。

電子書籍を読めない人がいる
電子書籍は、専用の端末やアプリが必要なため、それらを持っていない人や使い方がわからない人は読むことができません。また、紙の本に慣れている人や目に優しくないと感じる人もいます。

紙の本を出版している人と比べられる
電子書籍は、出版するハードルが低いため、その価値や信頼性が疑われる場合があります。また、出版社から紙の本を出版している人と比べると、社会的な信用や箔が劣ると感じられる場合もあります。

電子フォーマットへの変換が必要
電子書籍は、紙の本と違ってデータ化する必要があります。そのため、レイアウトや画像などの調整やフォーマットの変換などの作業が必要になります。また、著作権や利用規約なども確認する必要があります。

電子書籍の購入方法

電子書籍は、電子書籍ストアで購入できることができます。
代表的な電子書籍ストアとしては、Kindleストア、楽天kobo、BookLive!などがあります。
電子書籍は、日本でも広く普及しており、多くの出版社やオンラインストアが電子書籍を提供しています。
例えば、Amazon.co.jpではKindleという 電子書籍リーダー とKindleストアという電子書籍サービスを展開しており、マンガや小説、ビジネス書など幅広いジャンルの本を購入したり無料で読んだりすることができます。

アプリから購入できない?

iPhoneやAndroidのアプリからは、Kindleの電子書籍が購入できません。
iPhoneのアプリからはかなり以前(2011年?)から、Androidのアプリからも2022年4月から「購入ボタン」が表示されなくなっています。
その代わりに「このアプリ内では本を購入できません」というメッセージが出ると思います。

これは、iPhoneやAndroidのアプリの仕様ですので、故障でもバグでもありません。
どうやらこれらのアプリをとおして購入されると、Amazonが購入金額の30%をアプリ側に手数料として支払わなくてはいけないため、購入できなくなっているそうです。
購入金額の発生しない Kindle Unlimitedの対象商品は、これらのアプリからもダウンロードできます。
iPhoneやAndroidなどのスマホからデジタルコンテンツを購入する場合は、Kindleストア公式ページから購入してください。

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